※このページは配達パートナー向けのコンテンツです。
配達で9割の方が一度は思ったことがあるのは「駐輪場所ってどこが正解?」という疑問。
今回は配達をいくつか経験したなかで私の経験を元にまとめてみましたので、現在進行形で悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
目次
違反になる駐輪行為とは
「駐輪」とは一般的に「自転車等から離れて直ちに移動することができない状態」のことを示します。
つまり駐車違反という言葉と意味は近く、駐輪違反とは「自転車等を停めてはいけない場所に停めて所有者がすぐに移動することができない状態」ということです。
駐輪違反として有名なのは「放置自転車」ですね。
放置自転車は「駐輪場以外の公共的な場所に置かれている自転車等で、その利用者が自転車等から離れて直ちに移動することができない状態」のものを言います。
時間は関係ありません。
つまりあなたの駐輪が放置自転車に見られた瞬間それはアウトなのです。
駐輪場所はどこが正解?ケース別駐輪パターン
それでは駐輪場所はどごが正解なのでしょうか?
ウーバーイーツでの業務の流れ別に解説していきます。
待機中(乗車リクエストがくるまで)
リクエストがくるまで公園やカフェなどでの待ちが発生することがありますが、
その場合は次の方法がお勧めです。
- 自転車のそばで休む(すぐに動かせる距離)
- 公共(もしくは利用するお店)の駐輪場を利用する
逆にダメな行為は次の通りです。
- 道路わきに停めて、離れた場所で休む
- 利用しないお店の駐輪場に停める
- 自転車乗り入れ不可の場所に自転車を持ち込む
「待機したい場所に駐輪場がない」「どうしても離れて休憩したい」というのは待機場所の選定自体を見直すようにしましょう。大きめな駅であれば駅近くに「○時間は無料」というのが高確率であるのでぜひ配達の合間などで確認するようにしてください。
レストラン(商品の受け取りまで)
ほとんどのレストランでは商品を受け取る際には自転車から降りて、離れて商品を受け取りに店内まで伺う必要があります。
まず第一に「レストランの駐輪場」があれば必ずそちらを利用するようにしましょう。
次に、駅近くにあるレストランの場合はほぼレストランの駐輪場はありません。
その場合は「○時間まで無料」の駐輪場が近くにないか探して、あれば少しは歩く必要が出てきますがそちらを利用するようにしましょう。
なお、たまに商店街のお店などでテイクアウト窓口があり、そこから商品の受け取りが出来ることがあります。その場合は自転車から降りずに受け取ることも可能ですので、駐輪する必要はありません。
ただ、「自転車に乗ったまま」「ヘルメットをかぶったまま」というのはレストラン側からすれば失礼にあたるので、きちんと「自転車から降りて、ヘルメットや手袋をはずして」両手で商品を受け取るようにしましょう。
もちろんバックにすぐにしまえるように準備しておくことも必要です。
注文者へのお届け(商品の受け渡しまで)
最後に商品の受け渡しです。商品の受け渡しは「外で受け取る」場合は別ですが、ほとんどの場合に駐輪する必要があります。
まず第一は「お届け先建物の駐輪場」があればそこを使いましょう。
ただ使用できるのは来客用のみです。居住者の駐輪場は番号割りなどされていることがほとんどなので間違っても番号が振られている駐輪スペースに勝手に止めないようにしてください。
※番号がなく、枠で駐輪スペースがある場合は停めても大丈夫なところが多いです。
なお、警備員がいるような高級マンションなどは勝手なところに停めると普通に注意されたり、勝手に持っていかれることがあります。
素敵なところであれば、勝手に止めなくても「どこに停めていいですか?」と一声かければ意外にも快く場所を指定してくださるので独断せずにコミュニケーションを積極的にとるといいですよ。
上記の方法も出来ないとなれば、なるべく避けたいところですがレストランのときと同じように「○時間無料」といった駐輪場が近くになりか探しましょう。
【※自己責任※】駐輪スペースが全くない時のグレーな方法
ここまでは比較的クリーンな駐輪方法を紹介しましたが、実際のところこれらを遵守していては効率が悪すぎる!といった不満が爆発してしまします。
あくまでいまの実態として、次の停め方もあります。
敷地内の壁などに寄せて停める
注文者へのお届け(マンションやビル)の場合に多く見受けられます。
住宅街のオートロックのないような建物であれば何事もないことがありますがコンシェルジュ付きのところだったりすると良くて注意、悪くて強制撤去もありえます。
レストランも同様で独立店舗タイプだと問題ないことが多いですが、商業施設などの場合は高確率で警備員に注意されます。
張り紙で事前に注意されているところでは厳しく見られていますので、絶対に行わないようにしましょう。
道路脇など公共的な場所(駐輪場以外)に停める
次に敷地内がダメなら道路脇に…とぃうパターンもよく見かけます。
これは摘発している人に見つかると冒頭に書いた「放置自転車」に問答無用で該当しますので、良くて張り紙ですが、地域によっては一発撤去(戻ってきたら自転車がない)もありえます。
放置自転車の多いところに一緒に停める
人通りが多いところだと、すでに放置自転車が蔓延しているといったこともあります。
その中に紛らわせて停めると何も言われない?といった都市伝説もありますが、そんなことはありません。
放置自転車が多くあるところはまとめてトラックなどで強制撤去されることもあります。
もしそうなってもそれは「運が悪い」のではなく「ダメなことをやったから当然の報い」であることを理解してください。
おまけ「有料駐輪場」の料金はウーバーでもらえる?
数日前、駅地下レストランのリクエストを受けたところ、そのお店のメモで「駐輪場は○○を使ってください」という表記がありました。
しかし、そこは「○時間無料」というものはなく停めた時点で有料になるところ。
一応指示だったので受けましたが配達完了後にウーバーイーツに「これって報酬に加算されますか?」と聞いたら、「いかなるケースでも自転車の駐輪代に関する補填はありません」という返答をいただきました。
つまり駐輪代は完全自己負担のようです。
配達は個人事業なので「経費」にすることも可能ですが、わざわざ経費にするよりも指定されていようが他の駐輪方法・場所を検討するが得策ですね。
※もちろんそのお店からのリクエスト自体を検討するのもありだと私は思います。
駐輪違反はアカウント停止になる?責任ある行動をしましょう
いかがでしたでしょうか?
これまでの私の配達経験を元に駐輪に関する情報をまとめてみましたが、なかなか理想をわかっていてもその通りにできないケースがほとんどです。
だからといってグレーやアウトなことをやっていていいかと言うと私はそうは思いません。
確かに罰則自体はバイクや自動車と違って自転車は軽いですが、その罰がウーバーイーツの評価に反映されれば、たちまちアカウント停止ということも十分に考えられます。
ルール違反をしている配達員がいればそれだけ世間のウーバーイーツに対する評価が下がりますからね。
そうなれば配達を本業としている人はあっという間に人生がけっぷちです。
アカウント停止ならまだしも違反の様子がSNSなどで拡散されれば
良くてもそのエリアでの仕事が出来ないといった状況まで陥るでしょう。
いまや「いつどこで誰が見ているか分からない時代」です。
報酬をもらって「配達」という仕事をレストランや注文者から与えられているという自覚をしっかりともって、すべての方に恥じない責任ある行動を心がけましょう。
p.s.
最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を読んで分からなかったところや具体事例について
個別の相談も承っているのでお気軽にツイッターのDMなどでお声かけください。
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